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2ハヤク


早く終わんねぇかなあ。
うわっ
コイツ汗かきすぎだろ。
めっちゃ顔にかかるっての。


「はッ……なあシキ…気持ちいい?」


うぜえな。
今日はイマイチのれねぇ。


「ん…すげ、気持ちいー……も、俺、ダメ……もっときて」


甘えるように言えば早くなる腰の動き。
一段と強く打ち付けられ、お互いに精を放つ。

………こんなのただの生理現象だ。


「シキ、今日もかわいかったよ」


差し出された金を受け取りジャケットのポケットへ捩込む。


「ありがと。また呼んでくれよ、俺楽しみしてるし」

「かわいいこというね。またね」


チュッと音を立てて重なる唇。


「んじゃ。もう行かなきゃ」


名残惜しそうな体を引き離し部屋を出る。
部屋の扉が閉まりエレベーターにむかいながら、手の甲で唇を拭った。

早く帰りたい。
今日はアイツ早く帰って来るって言ってたし。
エレベーターが着くと豪奢な作りのロビーが姿を現す。
顔見知りになりつつあるドアマンの隣を擦り抜け外に出ると携帯で仕事終了の連絡を入れる。
後は事務所にいって帰るだけ。




早く会いてェ……銀時。




疼く胸に手を当て、足早に夜の街を歩いた。


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