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質問ターイム


お酒も入り、なかなかいい雰囲気になってきました。
そろそろいろいろと聞きたいことの時間です。
まず先に口を切ったのは桂。


「そこの君」

「え?俺のこと?山崎って名前ありますけど」

「そう。ジミーくんは休みの日はいつも何を過ごしているのかな」

「ジミーって‥‥しっかり話し聞いてんじゃん。あー、休み?休みはミントンしたり体動かしてるほうが多いすかね。汗かくの好きなんで」

「おめぇは仕事中でもやってるだろうがよ」

「副長!なんでそれを知ってるんですかっアンタもしかして俺のストーカー?!!」

「誰がだっっ!!んなことせんでも屯所の皆が知っとるわ!」


そしてそんな二人のやりとりを白い目で見つめている人が。


「へー。副長さんてさあ、そんな趣味あったんだ」


土方がその声に反応し銀時のほうを見ると、目も合わさずにパクパクと食べ物を口に運んでいます。


「ばっ、ち、違うぞ。んなことしてねぇから」

「ふぅーん。でもさあ、犯人て必ず”やってない”っていうよねぇ」

「ほんとだって!俺の言うことが信じられねぇのかよ」

「‥‥‥まあ、そこまでいうんならねぇ」


その言葉にホッとした土方。
質問した当の本人は小さな紙を取り出して何やらメモをとっています。


「ええと‥‥ジミーくんは汗をかくのが好き、と。清純派に見えてなかなかの過激な発言だな」

「ちょっとソコのアンタ!」


おっと。ぶつぶつ一人言をいっている声が、耳聡い山崎に届いたようです。


「アンタではない。桂だ」

「じゃあ桂さん!過激発言ってなんだよ。いつ俺がんなこと言ったんですか!!」

「ほら。体を動かす夜の運動が好きなのであろう?」

「誰が夜の運動なんていった!!そこ違うし!」

「あれ、そうだっけ」


素でボケている桂に、山崎は大きなため息が出ます。
その様子を見て楽しそうにガハハと笑っている坂本に神威が質問しました。


「そこのデカイお兄さん、スリーサイズ教えてよ」

「ん?わしか?服の上からじゃあ正確にわからんきに、裸になったらおんしが計ってくれるがか」


とニコニコと答えました。


「それは残念。とりあえず話に混ざっとこうかと思って聞いただけだから遠慮しとくよ。本当は興味ないし」


同じくニコニコと冷たい台詞を返されましたが、坂本はそんなことではくじけません。


「じゃあ今から興味を持ってもらうよう頑張るかのぉ!かわいい子はみんな好きじゃあ」


どこまでもマイペースなお人です。


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あきゅろす。
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