今からちょうど三年前の2014年3月のことです。 毎年J庭で薄いご本を出されているサークルさん、R18BLアンソロ企画様(twitterアカウント@BL_kitchen)とご縁があり、その時のテーマ『漏れちゃう… んあ!』に、小説で参加させていただきました。 今思うと、当時の私はなにか勘違いしていたか、血迷ってでもいたんでしょうかね。 R18BLアンソロ企画様はどちらかというと鬼畜系の色が濃いBLを手掛けられていて、発行本が手元に届いた時には、私が書いたなんの変哲もない、ふつーのBL小説は浮いてしまっている気がして、そんなものをみなさまに読ませてしまうことに申し訳なさを感じた記憶があります。 けれどもそこはアンソロの良いところで、私が足を引っ張ったかんじもなく『漏れちゃう』は売れたようでして、一年半前に完売したのだそうです。 もしこのまえがきを読んでいる方で『漏れちゃう』を買ってくださった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございました。薄い本とは名ばかりの、自力で立つくらいに厚い本でしたよね。 それでここからが本題なんですけど、私が書いたBLを快く受け入れてくださったアンソロ企画主宰の小比木さんは懐の深い方で、完売から一年経ったアンソロ本の作品は、書き手の意思で個別のweb公開の許可を出してくださっているのです。 その連絡をいただいてから約半年。 私の個人サイトであるもも畑なし畑は開設当初から15禁でして、サイトに来てくださる方の全員が漏れなく読むことができない18禁小説を載せるのには躊躇があったのですが、せっかく書いたお話をこのまま終わらせるのも寂しいし、思いきって『漏れちゃう』に載せていただいた「放課後の時間」を、18禁の注意をつけてサイトで公開することにいたしました。 私は書くのも遅いし、とくにこの一年はほぼなにも更新できていない状態のサイトにもう一品添えたいという気持ちも、正直なところあります。 なので18才未満の方には大変申し訳ないのですが「放課後の時間」は読まずにここでUターンしてくださいね。すみません。 ショボいサイトですがこれからも続けていく予定ですので、急がず高校を卒業してから読んでくださると嬉しいです。 さて、それでは18才以上の方へ。 まえがきが長くなってしまいましたが、次ページになぐり書きのような人物紹介と私の頭の中のぼんやりとした設定があり、3ページ目からが本文になりますので、よろしかったらお読みください。 八千文字程度の短編でカップリングは高校の同級生×同級生です。若いし男の子同士だしみたいな、切ない感じが出ていればよいのですが。 書いてから三年も経ってしまっているので、少し書き直しをしてお届けします。 このまえがきで更に要らぬハードルを上げてしまった気がしないでもないですが、直接的にはなにも漏れてない、ふつーのお話ですので、できればエッチは期待しないでくださると助かります。 いつもの15禁にちょっと足されてるかな、って感じで読んでいただければ。 初めて書きましたし、慣れないし、ほんとにもう……(永遠に言い訳が続く) 最後に、お世話になったR18BLアンソロ企画様及び企画を支えている書き手と読み手のみなさま。そしてこのページを開いて私のお話を読もうと思ってくださったみなさまに感謝を込めて。ありがとうございます。 2017.3.15 戻る |