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悪い奴ほどよく眠る
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「ん、ァ‥‥く、ァッ
あ‥‥ちょっ!
痛ッ!正宗、マジ止めろって!
そこ‥‥やだって、痛ぇ‥‥」


ナニを弄られてその気持ち良さに腰を震わせていれば

突然、ビリッと痺れる感覚がお尻から全身に流れた


「あ‥‥痛ッ、」

「ちッ‥‥力抜け、ヒロ!」



っんな事、言ったって〜〜!!


細長くてゴツゴツした指
その正宗の指がクニクニッと俺の中に侵入しようと試みているものの


慣れない痛さと気持ち悪さに

変に力が入る



「この間ヤったのにキつッ‥‥
ちッ‥‥ヒロ待ってろ!逃げんじゃねーぞッ!」



そう言った正宗が急に体を離して、どこかに行ってしまう



に‥‥‥
に、逃げてぇェエッ!!


逃げるか?でも、殺されるし‥
でも‥‥


「やっぱり逃げよう!!」

「どこに逃げるんだ?」

「ん?決まってるだろ!悪魔という正宗から逃げる‥に
決まって‥‥てェエエエッ!」


あ‥‥‥
あ、ぁあ‥‥赤い

人間も目が赤く光るらしい



「あぁそうだ、ヒロ‥‥
俺言い忘れていたんだけどよ‥」


ゆっくりゆっくりと正宗が近付いて来る
凄まじい怒りを張り付かせて‥


な、なんだろう‥‥
とても良くない事だと思う‥
ザワザワと胸騒ぎがする


そして、ニッコリと微笑んだ正宗が口を開いた


「今日、俺一人なんだわ‥
誰も帰って来ねぇしその事、弘子さんにも言ってたらさぁ‥

『あら、寂しいでしょ〜!それだったら義弘泊まらせればいいのよ!
マサちゃん好きな様にしていいから、ねッ!』

ってよッ!」


「か、母さァアアアアんッ!」


母さん、それは親切心とかじゃねぇー!!
騙されて、俺を悪魔に売っちゃってますよー!!



「親公認だなぁ、ヒロ」

「ひッ!!違ッ!絶対違う!!」

「好きな様にしていいらしいしなぁ‥」

「ひ、ヒィィィイイッ!」


ガシッと掴まれた肩
そのまま床に、俯せ状態で押さえ付けられた


(う、動かせねェエ!)


背中は正宗の体がピッタリと覆いかぶさっていて熱い
それとは反対に‥‥


「明日は腰立たねぇからな‥ヒロ」


冷たいフローリングの床に頬っぺたをくっつけながら
正宗の言葉に俺は震えが走った


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あきゅろす。
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