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鴨が葱を背負って来る 2
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歌い終わり鴨居と田口のいる所に戻るまで
いろんな奴にバシバシ叩かれ、小突かれ
そして称賛の声を浴びまくった


「お疲れ様、ネギ!すっごくカッコ良かったよ」

「ありがとうな、田口
‥鴨居?お前聴いてたか?」


やっと辿り着いた俺にすぐさま田口が話しかけるが
それとは反対にムスッとした顔で俺の顔を見ようとしない鴨居


「お前の誕生日、今日だろ?」

「‥あんなん‥‥ずりぃ‥
あ〜〜〜クソッ!!」


俺の声が届いているのかいないのか、一人ブツブツ呟いていた鴨居がいきなり席から立ち上がる

そして

「うおっ!おい!どこに連れて行く気だ!」


「いってらっしゃ〜〜〜い」


俺の腕をいきなり掴んだと思えば、訳も分からず歩き始めた

そんな焦る俺とは違い、にこやかに微笑む田口が視界の端に移る

そして、俺は有無を言わさない行動を取る鴨居に
連れ出されたのだった


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