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鴨が葱を背負って来る 2
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「つーかさぁ〜
ネギさん家から持って来るモンなんてねーじゃん!
ただでさえ貧乏なのによ。
それにほとんど、俺ん家に揃ってるしさ!
ネギさんが身一つで来てくれれば、俺それだけでじゅーぶんなんだけど?」


「うるせッ、貧乏で悪かったな!ッつか、テメェの家は汚すぎて住めるか!
俺が快適かつ有意義に過ごす為にしてるだけだ!
それに、こんな状態を見ておいて片付けねーなんて出来ねぇんだよ!」


そうだ!
俺は、ただ単に汚いのを見過ごすのが出来ないだけ!

そう思いながら、床に散らばる雑誌を手に取っていると
突然、背後にズシッとした重みと
身体を包み込む様に回された腕にギュッと抱き着かれた

「ぐっ〜〜鴨居ッ!」


「なんだかんだ言って、やっぱ俺と一緒に住んでくれるんだな、ネギさん!
マジ、嬉しい」


(や、ヤバいー‥)


ゾクッと身体中痺れるエロボイスが耳元に囁かれる


「なッ!な、なななな違ッ!何勘違いしてんだ!
退けろ!俺は嫌々であって〜」

「ネギさん‥」

「ちょっ、か、鴨居!」


離れない鴨居に、首だけを捻り後ろを向けばググッと鴨居の顔が近づいて


「鴨、居‥」


鼻がすり合えば重なりそうになる唇
甘い雰囲気が俺達を誘い、それに流されるよう俺からも首を傾げ、鴨居を受け入れる体勢を取った時‥


ピンポーン


「〜〜〜ッどぉあ!!」

「ぐは、‥‥ちッ!」



部屋全体に響いたチャイムの音に
過剰反応を起こした俺は鴨居をど突き倒したのだった


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あきゅろす。
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