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四季折々
4
逃げた俺だったが、何分腹を空かせて、力が出ない状態
簡単に腕を掴まれ、そのまま机に背中を押し付けられる

うげっ!
顔が近えェェェ!
なななんで、教室で押し倒されなきゃなんねーーんだよ!

だんだんと顔が迫ってくるのを、両手でもって佐久間の顔をガシッと挟み拒むが‥

まずい!
このままだと、また公衆の面前で公開チュー?!

俺の耳にはひっきりなしに、悲鳴と野次が聞こえる

っざけんなァァァァァ!!
極限の怒りフルパワー

「‥‥の、変態がァァァァ!」

まず、喉につっかえていたドーナツを飲み込む事に成功!

罵声を浴びせた俺を見て佐久間は驚きの表情
思わず口に含んでいた水を飲み込んだかで

「あれ?」

マヌケな声を発した
今だ!
隙が出来た所を狙い
続いて、変態に頭突きを繰り出す

「あだァァァ!痛〜〜〜い!」

悶える佐久間から開放され、俺何とか無事生還

「あ〜〜残念!せっかく甘〜い口移し旭とデレデレ、レロレロの夢が叶うと思ったのに」

ヒィィィィ!
なんて恐ろしい事を!!

「一生、夢にしと〜〜ヒック!!」

「旭?」

げっ!
息を止め踏ん張っても自然と沸き起こるこれは

まさしく、しゃっくり

「くそっ!お前が〜ック!すぐに飲み〜ヒック!物、くれねぇか〜〜ックら!」

「かかか可愛い〜〜〜」

「ギャアァァァック!
抱き着く〜ヒック‥なって!ヒック」

こうしてまた、力の出ない状態で変態と格闘


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