四季折々 2 「う〜ひゃひゃひゃ!じゃっ、じゃあさ〜俺は?」 目に涙を浮かべて人の不幸を喜ぶ悦郎は嬉しそう こいつとは長い付き合いだし、そんな事考えたこともなかった 「ふんっ、何だよ今さら。悦郎は‥‥詐欺師だろ!それもタチの悪ィ最低最悪!」 小さい頃の事を思い出せばキリがない 騙されて、騙されて、騙されまくったあの日々 「へ〜、そっか‥‥旭はそんな風に思ってたんだ‥‥ 1番の親友で幼なじみだと自惚れてたのは俺だけか‥‥」 あっ‥‥ きつく言い過ぎたか 悲しそうな顔を見せ俯く悦郎を見て 「あっ、いや‥」 俺が言い直そうとしたら 「俺の心はブロークンハート!!この傷を癒すのは金!マネー! 旭と夏くんラブラブキッス写真を売りさばくしかなーーい」 何ィィィィィィ! ブラック悦郎後臨!!! 「いいい、いつ?どこで?そんなモンってかそんなキモい写真誰も買う訳な‥‥」 「うひゃひゃ!甘いな旭!前に撮った2人仲良くお手てお繋ぎは即完だぞ!それもがっぽり!」 [*前へ][次へ#] [戻る] |