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四季折々
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「あれ?旭がいない‥‥冬也、旭は?」



またか‥

授業前の休憩時間に便所から戻ってきた夏の開口一番

こいつの口からは春日とその関連の事柄しか、発する事が出来ないらしい


「さぁな」


「えっ、知らねぇの?うわっ、ヤバいって!
もしも旭が襲われたらとか考えねーのかよ!あんなにいつもスキだらけなんだぞ!
背後からギューって抱き着くなんて朝飯前だし、押し倒す事なんか簡単!そんな旭が今危ない目にあってるかと思わねーのかよ!」


「うざい‥‥
そんな事する奴はお前だけだ」



こいつの側が一番危険だろう
ギャーギャー騒ぐ夏に、溜息を付く事で少なくとも抗議を表していた俺に



「うひゃひゃ、夏く〜ん!旭はね、次の授業の教科書忘れたから借りに行ってるよ〜」



笑顔で傍観していた秋吉が、救いの手を差し延べる



「え?えぇ〜〜〜!!そんなおいしいシチュエーション‥‥
もったいなーーい!!
教科書見せてって言いながら机くっつけて来た旭と授業中イチャイチャが堂々と出来るとこだったのに!!逃したァァァァァァ!」


‥‥‥‥こいつ
頭、大丈夫か?



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あきゅろす。
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