采は投げられた
7
「こ、腰が痛ェ‥‥」
一日で一気に歳を取ったみてぇだ
ヨロヨロと体が思うように動かねぇは、太陽が眩しすぎてシパシパするは
これも全部‥‥
乃木の野郎せいだ!!
昨日の事は所々、記憶がねぇ‥‥
あいつを受け入れちまって、耳触られてから、よく分からなくなって‥‥
「ぐ、痛ッ‥‥クソッたれ!」
こんな有様だ!
‥‥ん?
げっ、ヤベェ!‥この足音は‥‥
そんな難儀な俺の耳に届いたのは、小走りに廊下を走り近付く足音
ヤバい!!
逃げようとした矢先
「神谷ぁーおはよう〜です!」
「ッだぁー!!痛だッ、市テメェェェェ!!」
いつもなら簡単に避けれる市の体当たりも、今日は見事に衝突
「い、い、市!テメェどこ触ってやがる!」
「朝一のお触りタイムです!
いいじゃないですか〜、おケツ触るぐらい!
委員長のは存分に味わって、僕には触るのもダメなんて‥‥
可愛いすぎますよーー!!」
「なッ、なッ、何ほざきやがるんだゴラァァァァ!」
朝っぱらから廊下で押し倒されるなんて
有り得ねェェェェェ!!
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