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采は投げられた
4
「ちょ、待て乃‥‥ンッ!‥んン」


乃木の男前の面が爽やかに笑う
その笑顔に見惚れていれば、口に柔く湿った感触

そして、すかさず差し入れられた熱い舌が

俺の舌と一緒に絡まる



ヤバい‥
気持ち、いい

根本から吸われて脳みそが蕩けそうになる

キスって、こんなにイイもんなのかよ
コイツにも‥

乃木の真似しておんなじ事をしてやったら
さらに角度を変えて深く吸って来やがった


自由になった手はいつからか分からねぇが
乃木の首に回って体が密着する


貪り合う
そんな言葉がピッタリの俺達
やっと唇を離した乃木が息を荒くしながら


「神谷‥‥すまん
今のうちに謝っておく」

「‥?な、に?んだよ、改まって?」

「止まらないからな‥‥」

「は?」

「こんなに興奮するのは金のエンゼルが出た以来だ!」

「は、はぁあああああ!?」

「あの時は、興奮とチョコの二重トラップで鼻血が出たもんだ!」

「は、鼻血ィィィ!?」

「ハハハッ!今回は大丈夫だ
チョコは食べてない!!」

「〜〜〜ッてか、鼻血とかチョコとかどーでもいいんだよ!
止まらねーーって何だゴラァァァァ!!」


相変わらず馬鹿な事を言い
乃木はガバッと俺を押し倒してきやがった


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あきゅろす。
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