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采は投げられた
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ちッ!三根は何だ、あいつは!

床にノビている三根をまたいでやっとの事、教室の扉を開ける
一瞬ざわめきが静まるものの

「神谷、おはよう」


この声を聞いて、気にならなくなった


「ッ!!‥‥‥あぁ」


相変わらずの笑顔で整った面で乃木に

(んだよ、ちょっとは気まずいとかねぇのかよ!?)

そう感じずにはいられない
だからといって、期待なんかしてねぇし!!


‥‥期待?
ぐッ!!何の期待だ!


こんな事考える自体なかったのに


「神谷‥‥‥」

「な!何だ、よ!テメェは!」


急に、ジリジリと俺に近付く乃木に
また心臓がバクつく
そして‥


「おはよう‥‥、は?」

「は?」

「だから、おはよう!だろ?
朝の挨拶は大切なんだ!
ここから今日の一日は始まるぞ!」

「〜〜ッ!朝起きた時からとっくに始まってるんだゴラァァァァ!!」



やっぱ、何にも変わっちゃいねぇ‥‥


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あきゅろす。
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