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采は投げられた
3
靴ん中に押し込まれる様に入っていた手紙
机からバサバサと落ちてきた手紙

何でこんな物がテメェ自身に来るのかサッパリ分からない
もしや‥とは思ったがやっぱこれ‥

ラブレターかよ!



「へぇ〜、どれどれ〜?

『神谷、ずっとお前が気になっていて‥
ぶっちゃけ抱きたい!』
『受けですよね!ネコですよね!』
『惚れた、好きだ、泣かせてぇ』

と書いてい‥‥」

「抹殺だゴラァァァァァ!!」


恐くて開けられなかった手紙は市が簡単にビリビリ開けくさり
しまいにゃ口に出して読むという最悪な事を
やってくれた


くそったれが!
何で‥‥
何で俺がそういった奴に見られてるんだ!

不意打ちとはいえ昨日の乃木が!
俺にあんな‥‥‥
あいつのと‥キ、キ‥‥



「ッ!!あ゙〜〜〜クソッ!」

「‥‥捨てないで対応に困るとか
今みたいに、思い出して赤面悶えまくるとか‥
神谷!そーゆとこが萌えるんですって!
犬並にヨダレじゅるじゅるですよ!」

「はぁああ!?
て、テッっメェェェェェェ!
何しようとしてやがる!」


気が付けば鼻息荒く近付いてきた市
今にも俺を押し倒す勢いで‥


「いいじゃないですか!恋の相談から、愛は生まれる事だってあるんですよーー!!」

「喧嘩しか生まねェェェェェ!」

「喧嘩エッチは燃えるんですよーー!!」


顔だけしか取り柄がないその市の顔に
俺は存分に拳を叩きつける


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