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采は投げられた
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うぜぇ‥
うぜぇぇ!!
うざってェェェェェェ!!


好奇心の目が、やたらめったら突き刺さってきやがる!

登校してる最中からこの視線は途切れる事なく、自分の席に腰を下ろした今もなお

さらにその強さを増すやじ馬ども


近付くのは恐いのか、一定の距離から見やがって!
俺は動物園にいる動物じゃねぇぞゴラァァァァ!


「神谷ぁ〜モテモテですねー!昨日の今日で大スター!」

「市ィィィ!!
テメェよくも俺の前に顔出せたなぐぉらァァァ!」


そんなイライラとしてた俺の目の前に現れたのは、いつもに増して笑顔の市

コイツが変な事言いやがったから!
乃木の野郎が乗っかって、こんな事になってるっつーのに!



『あぁ、市が!可愛い市が!』


学ランの首元を掴み、市に迫った俺を
周りで見ていた奴らから悲痛の声が木霊する

それがまたイラッとさせやがるのが分からねぇのか!?


「うっせぇーー!面と向かって言いやがれや!!」

「何でそんなにイラついてるんですか、神谷?
あッ!もしかして‥‥後ろがウズいてるんですか!もぅ‥おケツが寂しいって泣いてるんですかーー!!」

「テメェらみてぇのが、そーゆー目で見やがるからだゴラァァァァァ!」



不名誉極まりないレッテルは

俺に重くのしかかる


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あきゅろす。
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