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采は投げられた
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「神谷!!ヤられたって今言いましたよね!
まさか委員長と?気持ち良く?」

「いい、い、イ、言ってねェェェェェ!」


焦ったあまり柄にもなく
大きな声が口から出るは、首をブンブン横に振ってアピるが‥‥


「あれは良かった!
世の中にあんなに気持ちイイ事があるとは、初めて知ったな神谷?
所で、神谷の中が熱くて火傷しそうなのは分かったんだが、お前が帰った後も
なぜかまだ胸が熱いんだ‥‥
ポカポカして、お前を見てると‥」

「〜〜〜〜ッ!っ、っ‥」


なんつー事を言いやがる!
つーか、コイツ!!
ぶっちゃけやがった!!



『あの神谷が?え?マジか!?』

『嘘だろ?いや、でも‥‥‥
さっきの顔なら、有り‥‥だよな』


乃木の言葉を聞いて、周りがまたざわつき始める


ボソボソしゃべりやがって‥
ガッツリ聞こえてんだよ!
何で‥‥
何で俺がこんな目に遭わないといけねぇ!
あ゙〜〜くそっ、腹立つ!!



「て、テメェらァァァァ!
一人残らずぶっ殺す!
覚悟しやがれゴラァァァァァ!」


ひっ!ギャアァァァァ!
と、至る所で叫び声が上がり、散り散りに逃げ惑う輩


「今ここにいる奴、死に晒せェェェェ!」

「ハハハッ、あんなにはしゃいで可愛いな神谷は」

「委員長‥‥無差別殺人起きてますよ
ほら屍累々、バイオハザード並のゾンビが出来上がってますよー」

「そーかそーか、子供は風の子元気な子」

「‥‥」

「ぐぉらァァァァ!
逃げんじゃねェェェェェェェ!」



痛む腰を我慢して暴れるしか今の俺は
身の置場がなかったとも言える


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あきゅろす。
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