[携帯モード] [URL送信]

采は投げられた
4
「ん?何とかすれば‥‥いいんだな?」

「ああ!」

「そうだな‥‥じゃあ」


意気揚々と俺が吠えたと同時に、学ランの襟首が引っ張られる

グエッ!喉が詰まる!


「ーーーッ!!!」


詰まったのは言葉だけじゃなかった


「うわぁ〜〜!!」


市のでけぇ声と、周りのやたらめったらうるせぇ悲鳴
でも何より分からねぇのは‥‥

また何で乃木が近くに?
つーか、この感触‥
何で鼻が擦れ合ってるんだ?
それにこの‥‥
熱い柔らかいモノ‥‥って!!


「〜〜ッ!!」


そう理解出来た時には、
ヌルリと歯の間から差し入れられた、乃木の舌に侵入を許してしまっていた


急いで頭を引くものの、乃木の右手によって固定された後頭部には力強い圧力が掛かり‥

角度を変えては深くなる


「ン、ッ‥‥ん」


映画なみのディープさ
舌が溶けちまいそう‥‥

それと腰が‥

抜ける‥


「んッ、んッン〜〜〜ッ‥はっ、ハァ‥‥
て、て、てててテメェ!!」

「ハハハッ、治ったか?」


放される最後まで絡み付いた舌
留めとばかりに舌先を強く吸われ

チュルンっとエロく聞こえちまった音と、満足気な顔の乃木を見て


俺の発した言葉は情けねぇほど

ドモってしまっていた


[*前へ][次へ#]

4/6ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!