采は投げられた
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「ん?何とかすれば‥‥いいんだな?」
「ああ!」
「そうだな‥‥じゃあ」
意気揚々と俺が吠えたと同時に、学ランの襟首が引っ張られる
グエッ!喉が詰まる!
「ーーーッ!!!」
詰まったのは言葉だけじゃなかった
「うわぁ〜〜!!」
市のでけぇ声と、周りのやたらめったらうるせぇ悲鳴
でも何より分からねぇのは‥‥
また何で乃木が近くに?
つーか、この感触‥
何で鼻が擦れ合ってるんだ?
それにこの‥‥
熱い柔らかいモノ‥‥って!!
「〜〜ッ!!」
そう理解出来た時には、
ヌルリと歯の間から差し入れられた、乃木の舌に侵入を許してしまっていた
急いで頭を引くものの、乃木の右手によって固定された後頭部には力強い圧力が掛かり‥
角度を変えては深くなる
「ン、ッ‥‥ん」
映画なみのディープさ
舌が溶けちまいそう‥‥
それと腰が‥
抜ける‥
「んッ、んッン〜〜〜ッ‥はっ、ハァ‥‥
て、て、てててテメェ!!」
「ハハハッ、治ったか?」
放される最後まで絡み付いた舌
留めとばかりに舌先を強く吸われ
チュルンっとエロく聞こえちまった音と、満足気な顔の乃木を見て
俺の発した言葉は情けねぇほど
ドモってしまっていた
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