[携帯モード] [URL送信]

采は投げられた
2
ガタが外れちまって何してるんだ?
テメェ自身でも思っちまう
手は乃木の首に回り‥‥


「神谷?」

「くそぉ‥‥何で、俺じゃ‥‥兄、き‥」


いまだに俺の上に覆いかぶさる乃木を
自ら引き寄せ、抱きしめた

ピッタリと隙間なく密着し合う乃木の体温が


(暖けェ‥)


こんな醜態曝しちまってヤベェな‥
そう思いながらも、乃木を離す事が出来なくなって
奴の服にしがみついていたら


乃木が上体をずらした


「の、ぎ?‥‥‥ンッ‥」


顔に影が掛かると同時に
柔らかい唇が重なっていた


[*前へ][次へ#]

2/11ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!