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采は投げられた
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「ッ!!!
‥‥神谷、心臓が爆発しそうだ!
いや、本当に爆発する訳じゃないが、何だ?
この抑え切れ無い衝動は!神谷、分かるか?」


何言ってやがる!
テメェの言ってる事が
いや、テメェ自体が訳分かんねぇよ!

フッ‥
と、指の感触が消えた!
そう思った矢先‥


「ンッ!!て、テメェやめ‥くぅ‥」


今度はヌルリと濡れた舌が耳に入ってくる
ゾクゾクとした甘い痺れが全身に回り、下半身に熱が集中し始める


「て、テメ‥ェ、ッ‥」


クソッ!力が入らねぇ‥
この耳のせいで!
この耳だけなのに!

1番嫌な野郎に組み敷かれて、いいようにされて
クソッ!
悔しい‥‥


「なぁ、神谷
お前の本音が、俺は聞きたい」

「な、に?ッ‥本、音‥‥?」

「ああ、もっとお前が知りたい
神谷の事、お前の兄貴に対する事も‥
‥‥‥‥‥
だから言え!!」


「な!?」

「ほら言うんだ!」

「だ、誰がッ!!」

「言えないのか神谷?」

「く、くそ‥クソッ!
クソォォォォォォ!!」



何でコイツは
俺の内側を暴こうとしやがる!
俺を至近距離から捕らえる乃木の真剣な目が


追い撃ちを掛けた


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あきゅろす。
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