[携帯モード] [URL送信]

采は投げられた
1
あいつ‥しつけェェェェ!!


「神谷!待てと言ってんのが分からんのかァー!!
それに廊下は走ったら駄目だろー!」

「うっせェェェェェ!
テメェも走ってるだろーがァァァ!!」



この俺が全力疾走してるのに、何でマけねぇんだ!!
クソッ!


「退けろテメェらァァァァ!!」


俺の怒鳴り声で、廊下にタムろしている奴らが、驚く

旧校舎から逃げ出した俺は、新校舎に来たはいいが‥‥

どこに身を隠すか整理出来ねぇまま、廊下を走り回っていた


集中してねぇと乃木の音が聞こえなくなる!

どんだけ差が縮まっているか?
あいつの隙をつく事出来ねぇか?

音を頼りに何とか逃げ切ってはいるが‥‥


「待て神谷ァァァ!!」

「ッ!!!」


チラッと後ろを振り向けば‥‥


恐ェーーッ!


精悍な顔付きがさらに凄みをました乃木
そんな奴が息も乱れた様子もなく追ってくる


ぜってェェェ、捕まる訳にはいかねぇ!!
弱点知られた今、何がなんでも!


(つーか何でこんな事になってやがる!)



するとついに俺が願い求めていた隙が、
後ろで人と人がぶつかる物音が


耳に聞こえてきた


[次へ#]

1/8ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!