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采は投げられた
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「何だか知らねぇが、俺がオメェらに従う訳‥‥ねェだろーーがッ!!勝手にやってやがれ」

「仕方ありませんね‥これが目に入りませんかーー?」


そう言った市が印籠を出す様に俺に翳した物は


「弁当箱?」

「はい!神谷はタマゴ焼き甘い方が好きなんですねー!
そんな美味しいそうな愛の篭ったお弁当を、お兄さんから預かって来たとは言いませんが」

「な!?はぁああああ?待て、え?何で市、お前が‥」


へ?今日は確か、いらねーから!そんな事を言った――――
言った!!


「ハハハッ、驚くのはまだ早いぞ神谷!
それと、これ何だか分かるか?」

「ぁあ?んだよ!!メモ紙がどーしたっつーんだよ?」

「お前の兄貴から言伝だ」

「兄貴から!?」


な!?


「さぁ、どうしますか?神谷!」

「神谷行くぞ!」


ぐっ‥‥
マジ最悪でタチ悪ィ‥‥でも、こいつら分かってやがる!


ニコニコ、ムカつく笑顔を張り付かせた二人は最強の印籠を振りかざす助さん角さん


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あきゅろす。
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