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采は投げられた
2
体を捻り、いまだ掴まれたままの二人からの拘束を


「ダリャアァァァァ!!」

無理矢理、解く!


「あぁ!」

「あ、神谷!」


なんか悔しがって見えるけどよッ、当たり前だろーが!


「俺に構うなってんのが分からねぇのか、テメェら!!」

「そー言うと思ってましたよ!
ですが、そんな行動取るのはお門違いですよー!」

「は?何言ってやがる‥‥アホくさ」


やってらんねーし!
こんな奴らを相手にしててもいい事は一つもねぇ!


早々に二人に背を向け歩き出した
その後ろから


「いいのか、神谷?後悔するぞ」


やけに自身満々じゃねーか?

乃木の言葉が、俺に突き刺さる


「そうですよ、僕達と来たほうがいいですよ」


そして、コイツも‥‥一体何だっていいやがる!


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