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采は投げられた
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ビクビクッ、と体が自然と動く
誰がイかされるか!と、我慢するが、体はイきたい!と、訴える
ささやかな抵抗は、ギリギリの所でイきはしないものの

腰を震わし、跳ねらせるという泥沼状態
そんな俺に、後ろから抱きしめてる野郎が


「動くんじゃねぇ!」


耳元で声を発した


「ッ!!!!!」


唇が掠める程度だが、確実に今触れた‥
息が中に‥‥

耳元で感じる熱がー‥


「ァ‥、‥ッ」


すべての力を奪って行く
そして‥‥


「ん?今の声‥‥
神谷テメェ感じてんのか?」


口から出ちまった喘ぎ声で、茶髪がさらに図に乗りやがった


「違ェッ!クソッーたれがァァァ!」


このままだとマジ、ヤバい!

俺の中に残っている力
その最後の一握り程しかねぇ力で、体を揺さ振り暴れ抵抗
するが、この行動が‥‥


「テメェ動くんじゃねー!」


最悪の幕開けだった


「や、め‥‥ぁアッ、ン!」


あろう事か後ろの野郎は
俺の耳近くの髪を掴み
後ろへ引っ張りあげた

奴の手の感触が、耳からジワジワと体中に甘い痺れが充満する


「ァッ、ん‥‥‥ッ」

「ん?神谷テメェ‥‥おい!
‥‥‥コイツの耳‥‥
触って見ろ!」

「ッ!!!触るー‥」


ヤバいッ!それだけは!そう思うが‥


「ひゃ、ァ‥‥止め、ンんッ!」

「神谷‥‥‥成る程な〜〜
こりゃー面白くなりそうだ!!」


事すでに遅かった
気持ち悪ィ顔がさらにキモさをパワーアップさせ

茶髪が俺に笑いかけて来やがった


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