[携帯モード] [URL送信]

采は投げられた
2
「テメェらァァァァァァ!!」

「神や‥グハッ!」
「来やがった、オラァッぼふぉッ!」


「退けやゴラァァァァァ!!」


倉庫入口を見張る野郎にすかさず跳び蹴りを食らわし

顔面目掛け拳を振るう


(ちっ!8‥9人か?)


倉庫の中にいる輩達がざわつき始めたのが分かった


「市‥‥今行く!!
グォラァァァ!約束通り来てやったぞテメェらァァァ!!」


倉庫の引き戸を開け放てば、狙ったかの様に

バット、木刀を振り下ろして来やがった


「聞こえてんだよ、うるせぇほどになッ!!」


体をいなし避けた体勢ですかさず鳩尾に拳を減り込ませる

今日は手加減しねぇ!!寝てろやがれ!
まず1人!

「ぐはっ!」


崩れ落ちた奴の肩を踏み台にし

「ぶっ飛べやァァァ!!」

次に突っ込んできた野郎の顔に
膝を突き立てた

「ぐがっ!」


怯む事なく立て続けに、俺に攻撃を仕掛けて来る奴ら
でも‥‥


おかしい‥‥
1人‥動いていねぇな‥


俺が倉庫に入ってから、ジーッと観察してやがる奴がいる
そいつがリーダーか!
そう思った直後‥

地面を蹴り出した微弱な足音と
バチバチッと電流が弾け放流する音
それを耳に捉えたにもかかわらず


「ーーッ!!ぐ、ぁ‥」

「ざまーねぇな、神谷!」



何、だ?
体が言う事聞かねぇ‥‥
痺れ、てる?
つーか、何で俺が‥



床に倒れてるんだ?


[*前へ][次へ#]

2/10ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!