類は友を呼ぶ
1
出掛ける間際に見たCMが悪ィ
俺の食欲を増進させて
憎いぞ、こんちくしょ〜〜
そんな訳で、食べたいと思ったら、それを食さずには俺の腹が収まんない
「友ォォォォォォォ!!」
「神谷!こらっ、まだ授業中だ!」
「せんせ〜、一大事なんだって!」
いても立ってもいられず友が受けている教室に踏み入れば、一斉に俺を見るみんなと呆れた様子の先生
「先輩‥どうかしましたか?」
「おう!マック食べに行くぞ!揚げたてポテト、ハンバーガーに〜あだッ!」
パッコーンとおもいっきし頭を叩かれた
「神谷、お前いい度胸してるな」
「痛ッ〜〜この暴力せんこー!
頭悪くなったらどーすんじゃい!」
手に持った教科書を丸めて凶器にしやがって!
「それ以上悪くならないから平気だろ」
「ムキーーーッ!俺のハート、ズタボロに傷つけやがって!仮にも教師だろーが!」
「ほぉ、どの口が言ってるんだ?この口か?誰が仮なんだ?神谷!」
「いだだだだだ!!」
ちぎれるぐらいに抓られる頬っぺに勘弁と泣きそうになった時
『キーンコーン‥』
神のベルだ!
「授業終了!センセー俺達はこれから忙しい!バイナラ〜」
逃げるが勝ち
グチグチ文句を言う先生は無視し、友を引っ張り足早に大学を後にした
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