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類は友を呼ぶ
4
「あ〜〜傷心してる所悪いけど
類ちゃん、それってさ〜〜」


「あぁ、間違いなく類、お前‥‥」


ん?

意味深な言葉に机に伏せていた顔を上げれば
なぜだかウッちゃんもサッちゃんも渋い顔

その後の言葉を中々言おうとしてくれない


「何だよ!はっきり言ってくれよ〜」


このなんとも煮え切らない様子に、モヤモヤする


はぁ〜〜と深いため息をついた二人は、俺に顔を向けて



  「「食われたな」」



ズバッとそう一言、言い放った


へ?


「えっと、何が?」


   「「マジ?」」


驚く二人にちょっと不安になる


「だ、だから何だよ〜〜!男ならズバッと言ってみろー!」

「はあぁぁ‥‥類ちゃんさ、その男とエッチ〜事したんじゃない?」


え?
えっ、エ、エエ、エッチ?エッチ!!
なにィーーーーーーー!!


「なななな!
こんちくしょー!!
言っていい事と悪い事があるの知らないのかーー!ばっきゃろーめっ!」


「「お前が言え!って言ったんだろーが!!」」


「認めるかぁーーーー!」


二人に詰め寄り肩をガクガクと揺らす


「落ち着けェェェ!!
だ、だってさ〜〜、考えてもみなよ。
類ちゃんだったら酔い潰れた男を裸にして、同じベッドに一緒に寝る?」


「絶対無理!」


考えるだけでもおぞましい‥‥俺が男と‥‥‥
急に寒気がして腕に鳥肌が出る


「だよな〜。だが類、お前はそうだったんだろ?
と言う事は‥」



 「「やっぱヤラれてます」」



なにィィィィィィ!!
頷き合う二人をみて、言葉を失う


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