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類は友を呼ぶ
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「ぶはっ!何だよそれ!
一生懸命ダラダラしようって!」

「ダラダラするのに一生懸命も何もねぇーだろーが!」

「うっせぇーー!いたって真面目だっつーの!俺が入学式出たら最高だぞ!」

「はぁ〜〜、分ぁ〜たって!
まぁ、類が自分で真面目ってゆ〜からには、明日は雪降るな?」

「左京、槍だよ、槍!鎧か、甲冑用意したほうがいいね」


「ムッキーーー!何だよ、二人して!!ムカつく〜〜〜〜
ダァーッ、もういい!」


   「「あっ!待って〜〜」」


腹を立てベンチから立ち上がった『類』を追い掛け、友人の二人もこの場を後にする




「‥‥‥ダラダラして、楽しめ」


知らず知らずのうちに口に出していた言葉
そんな事考えもしなかった
入学式は面白く!大学を楽しめ!と豪語する人
あんな風に物事を捉える人がいた

焦るな、ゆっくり、楽しんで
自分を変える何はきっと見つかるから大丈夫

そう言ってくれてるように‥


『類』先輩


頭に思い浮かべれば、なぜだか胸が跳ねる
この気持ちは?
‥‥何だろう?

ワクワクするようでいて苦しいような?
一つだけハッキリしている事は、いつかきっと貴方の隣で一緒に笑える事が出来るようになりたい

その想いが深い深い奥底に根付く


「行くか」


先程とは違い、何かが変わる予感を背中に感じながら


俺は一歩、一歩と踏み出した


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あきゅろす。
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