類は友を呼ぶ
2
「「うっせー」」
「何で休みの日に大学来なきゃ行けないのさぁ!
いくら待ち合わせでもめんど〜〜」
「分かってないなー、ウッちゃんは!休みに来るからこそ、いいモンでしょーが!ほらっ、なんかテンション上がらない?
サッちゃんは分かるよな?」
「分かりたくもない。つーかよ、俺達浮いてるんだけど」
あとから来た二人組が文句を言いながらも呼び掛けた相手の所に合流する
明らかに新入生ではないその三人は異様な、いや人を引き付けてやまない雰囲気を醸しだし、俺の後ろにあるベンチに腰をかけた
「まったく、入学式になんか出なくてよくねぇ?面白くもない!」
「おい!類、何勘違いしてるんだ?
そもそも面白いとか面白くないとか入学式を例える事自体間違ってる!」
「いや!面白くあるべきなんだって!俺達の入学式、学園長の挨拶覚えてっか?
頑張って大学入った初っ端の挨拶が就職の話しだぞ!やってられっか!」
周りに新入生がいようがお構いなしで声を高らかに話す
だけど、俺はその話しに、いや『類』その人自信に、すでに引き込まれていた
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