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類は友を呼ぶ
1
誰しもこれからの出会いや学校生活に胸を膨らませ、輝いている
真新しいスーツに身を包み、はつらつとした雰囲気


自分を変える何かが見つかる!


そんな期待が漲っているかのように




(そんなのはない‥‥)




高校入学の時と同じ
俺には期待も希望といった感情はやはり一つも現れない

思っている事と言えば、いつの間にかこの大学にも慣れ、生活の一部のように坦々と過ぎ去って行くんだろう

そんな事だけ


(‥式、出るのめんどくさい)



たいして中身があるとも思えない長い話しを聞きダラダラと終わるあの時間
その時間の為に、新入生はゾロゾロと体育館に移動をし始めていた

そんな様子をベンチに座り眺めるていたが、ずっとこうしていても仕方ない

(ただ座っていれば入学式もいつの間にか終わる事‥)


そろそろ行くか‥‥
重い腰をあげようとした時だった



「ウッちゃん!サッちゃん!
こっち、こっち〜〜〜〜」



よく通る声




その声を耳にした瞬間、引き付けられるように俺は止まっていた


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あきゅろす。
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