類は友を呼ぶ
3
あぁ、美しいきかな青春の日々
2年前の思い出を噛み締めていると
「そーいや類。お前合コンの後どうやって帰ったんだ?」
「そーだよ。なんかベロンベロンの類ちゃんウザいから、みんなして置いて帰っちゃったみたいだしー
俺達にも連絡あったけど、めんど〜だから無視してたからさぁ」
ねーっと言いながら、全然悪びれる様子もなく二人は顔を付き合わせた
ベロンベロン?
「あっ!!あ゙〜〜〜!」
ちょっとずつ記憶がもどってくる
そうだ!
隣に座った可愛い子に受かれてついついお酒が進んでしまったのは覚えている
でも、途中からしゃべった内容とかは記憶にない
気持ちよくなって、うつらうつらはしてたけど、まさか置いて行かれてたとは!
「ちょっ、無視?えっ、つーか確実にめんどーって言った?
おいーーーーーーーーっ!
お前ら友達しっかーーく!
黒過ぎだ!なんてゆー双子なんだ!
お前達の心は真っ黒クロスケよりも真っ黒!!
お前達が俺を見捨てなければ
男の横で、しかも裸でなんて
目覚める事にもならなかったのにィィィィ!」
「「え?」」
「だからっ!お前らのせいで目覚め最悪だったんだからな!
裸族の男が隣で寝てるし、女の子といちゃいちゃイヤン、ばか〜ん!なマイドリーム馬鹿にされるし!
俺はちょーーー傷ついてるっつーーの!」
自分で言って悲しくなってきた
もう、ふて寝してやる!
机に顔をふせ、涙をグッと堪える
女の子ならまだしも、男となんて修学旅行以来だっつーの!
やり切れねーーー
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