類は友を呼ぶ
3
「誘ってくれて嬉しいんだけどさ〜〜
これからは合コンはいいや!」
聞き間違いではない事を改めて再認識させられたクラスの奴らは驚いた顔をそれぞれに浮かべる
「あの?どうしたんですか?誘えば必ずと言って『行く!』のお返事貰えてたのに」
そう聞いてきた質問に、指をもて遊び赤い顔の先輩は
「ん?あっ‥‥いや、そのな‥
実は俺、好きな奴出来てさぁ〜〜
まだ付き合ったばっかだけど、その‥‥そいつといたいな〜〜なんて」
エヘヘへ〜〜〜と柔らかい笑顔で頭をかきながら嬉しそうに照れた
好きな奴‥確かに聞こえた
自惚れてもいいんだろうか?
すると、チラリと俺を見た先輩と視線が合えば、先程よりも顔を赤くし焦り慌てふためく
嬉しい、とてつもなく嬉しい
今すぐにでも、先輩を抱きしめたい
「そうなんですか、良かったですね!
それじゃ仕方ないか
じぁ〜相沢、お前行く?」
「‥‥‥‥‥‥‥え?」
嬉しさを噛み締めている俺に突然降って湧いた話し
一瞬何の事か分からなかった
「ダメだァァァァァァ!!」
間髪入れずに大絶叫の先輩の声を聞き我に返るまで、俺の脳みそは機能を停止していたように思える
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