類は友を呼ぶ
2
少し思い出してきた記憶と同時にふとした疑問が頭に浮かぶ
「そだよ!合コンだったじゃん!
えっ!ちょっと待てよ?
何で俺、彼女が出来てないんだ?」
「「はぁぁぁああ?」」
「だってよ〜〜、合コンだぞ!
女の子との出会いの場!
絶対なんかあってもいいはず!恋に落ちるとか、愛が芽生えるとか!
手を握り合うとか、抱き合うとか!
いいよなぁ、女の子って!小さくて、柔らかくて、可愛いくてさぁ
特に胸とお尻!ムッチンプリプリ〜!
そして極めつけがあのスカートの短かさ!見えるか見えないかのギリギリ!
あれって、絶対見てもいいよ!ってゆ〜女の子の無言のアピールだよなぁ」
賛同を求め笑顔で双子くん達に顔を向ければ
「うわっ!捕まった犯罪者が開き直ってよく使うセリフ!」
「仕方ないよ、左京。類ちゃんは唯一、『顔』だけが取り柄なんだから」
「ほ〜んと唯一の取り柄があって良かったな、類!
その顔と親の金があったからこの大学にも入れた事だしな!」
「ムキーーッ!腹立つ〜〜!
実力だ、こんちくしょー」
好き勝手言いやがって、この二人は!
大学に通い始めて間もない頃、双子がいると聞き付けてなま双子!見なければ!
そんな気持ちから、二人に接触をはたし、晴れて友達になったのは言うまでもない事
右京、左京と名前を聞きて
『じゃぁ〜
ウッちゃん!サッちゃんね!』
そう指を二人にさしながら笑顔で言ったら
ボコスカに殴られた
昨日の事のように思い出される
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