類は友を呼ぶ
1
「彼女が欲しい!欲しい欲しい
欲しいィィィィィィィィィ!」
教室の机をバンバン叩きアピール
あの衝撃的体験後、一刻も早く忌まわしき記憶を葬り去るため、いろんな女の子に猛アタックの日々
くっそ〜〜!
あいつめェェェェェェ!
女の子大好き星人であるのこの俺に
ムカつく事言いやがって!
やったろ〜じゃないか!
やっと身体も本調子になってきたし
気合い入れれば、すぐにでも俺の横には彼女!なんて朝メシ前
と、力が漲ってきた所で早速
「なぁ、なぁ、ウっちゃ〜ん。サっちゃ〜〜ん。
誰か紹介してくれよ」
出会いを求める為に
机をガタガタ揺らしながら、隣で眉間に皺を寄せる早川ブラザーズに頼み事
「「ウゼぇ〜〜」」
「類、お前この間、合コンだったろーが?
聞けば、最初からバカスカ酒飲んでたのはどこの馬鹿だ!」
「そ〜そ〜!
あんなに、はしゃいで意気込んでた割にはすぐブッ潰れてたらしいねー」
ひどっ!
「ぬおォォォ、うっさ〜〜い!
このダム&ディーが!!
こんなに俺が悩んで、ハゲる勢いのごとく、ヘコんでるのに!
そんな心が腐りきったお前らなんか不思議の国へ帰れー!」
友達甲斐のない奴らめ
同じ顔して憎まれ口、それもステレオでサウンド効かすなつーの!
ん?合コン?
「あっ!あァァァァァァァ!」
「「だから、うっせー!」」
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