類は友を呼ぶ
2
なになに〜〜と興味津々に覗く双子くん達と
「あー‥ありがとうございます、先輩」
無表情の中にもふんわりと柔らかい表情が垣間見える友
「頑張って書いたんだぞ!
学校以外でペンなんて持たない俺が、一生懸命書いたんだ!
もっと、ありがたく思っとけ!」
「うわぁ〜〜、いっこも褒められない事を、めちゃくちゃ自慢気に言い切った!」
「学生としてあるまじき生活基準」
「早速、拝見してもいいでしょうか?」
三人それぞれ好き勝手な事言いやがって!
「おう!見とけ、見とけ!」
ノートを開き、食い入るように見つめる友
ほらっ!
感激してお前の鉄仮面もにっこりだろ?
読み終わったのか顔を上げた友は
「再提出希望します」
いつもの無表情のまま
ノートを突っ返してきた
「はぁぁああ!何言ってやがる!」
すぐさま、どれどれ?と呟き、ウッちゃんとサッちゃんがノートを奪い読み始める
「「今日はすき焼き
好きな人と食べるからすき焼き!
うまかった」」
うん!きちんと書けてるじゃん!
「「ぶひゃひゃひゃひゃ!!」」
え゙っ!
なぜに大爆笑?
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