類は友を呼ぶ
1
「友、一口ちょ〜だい!」
「‥‥先輩、食べてから言う台詞ではないですが」
「んだよ、ケチケチすんなよー」
「では、俺も‥‥」
「何すんだ、この泥棒ヤロォーーー!
ひっでぇ奴だ!人の物勝手に取ろ〜としやがって!
まったく、油断も隙もあったもんじゃねーー」
友から貰った戦利品のから揚げに舌鼓をうっていれば
冷たい視線
なんだ?
目を上げてみれば
「‥‥‥‥」
「友ちゃん、ドンマイ!」
「気にするな、友」
悪を見るような目つきの三人ども
「何だよ、みんなして!
ほらっ!そんな顔してっと、飯がマズくなるつーの!」
その瞬間、脳みそ揺さ振る衝撃再来
「〜〜痛っ!何だよ、ばっきゃ!!!!」
痛さに叫びを上げた声を思わず飲み込んだ
「「まだ、いる?」」
ノォーーーーー!!
今さっき食べた物がリバースするほどの
拳を握り締め笑顔のウッちゃん、サッちゃん
マジでヤバい!
「イヤイヤイヤ!十分です!!
あっ!そ、そうだっ!
ほら友、書いて来たぞ!」
話しを反らす為に急いで友にノートをぶん投げた
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