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類は友を呼ぶ
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先輩と一緒に人気を博している双子の先輩

同じ顔ではあるがいつも

笑っているのが右京さん
怒っているのが左京さん


そのせいか、間違えられる事はあまりないようだ

先輩を見るたびに、楽しそうに3人でよく居るのを何度も見掛けた


その二人が俺の目の前にいる

「はじめまして
1年の相沢 友です」


「お!ご丁寧に〜〜
一応類ちゃんの友達、早川 右京でーーす」

「仮の親友、左京だ‥‥‥」

「うぉ〜〜い!そこは、ジャイアン的心の友だろーが!」

   「「うっせー」」


先輩と話してもなお、離れない視線
やはり、じっくりと観察されているのは間違えではないらしい


疑問が頭に浮かんだ時


「‥っで?お前が、類の?」


あ‥

左京さんのその質問に言わんとしている事がすぐさま理解
それと同時に、先輩は俺の事を伝えてあると分かり、胸が熱くなる


「はい、彼氏です」

「ちょっ!うわっ、ズバッと!
堂々とゆ〜なよ、友!
いや、実際そーなんだけどさっ‥
つーか、もうちょっとハジれって!

か、かれ、彼氏って‥‥改めて言われるとハズっ!
ん?つー事は、俺‥彼女!?
え、でも女の子じゃねーし
あっ、でも入れられてるから当たって‥」


「ハァ‥類、お前うっさい!
ちょっとこっちに来い」


一人喋る続ける先輩に
ため息をついた左京さんは、慣れた様子で先輩を引っ張り、少し離れた場所に連れて行ってしまった


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あきゅろす。
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