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類は友を呼ぶ
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すると、その指をキュッと握られる


はい?
なんでござんしょ?


意味不明の行動に男を見れば、先程から変わる事がない表情であるものの、真剣な目で


「その夢は諦めて下さい」


俺のドリームを全否定かよっ!


ムカムカと怒りが込み上げてきた俺は


「嫌なこったァァァァァァ!
そんな事お前に言われる筋合いはな〜〜〜い!」


枕を掴み、おもいっきり投げ付けた


「っ、待って下さい」

見事、奴にヒットしたのを見計らいベッドから飛び出す

床に散らばっていた服を急いでかき集め下だけでも、とにかく履けばこっちのもん


「待て〜って、言われて誰が待つか!
ぶぁ〜〜〜〜〜〜〜かッ!」


くっそーー
彼女がいない寂しい俺に

心臓えぐるような事言いやがってェェェ!



「ふんっ!もう二度と、会う事はねーーーーな!
ベェェェェェェェだ!!」



ドアを閉める時、隙間から見えたのは目を見開いた男の顔


驚いた顔もかっちょいいってか〜〜〜!!
ふんっ!


少しばかり嫉妬を含めつつ
力いっぱい扉を閉めてやった




「神谷 類、先輩‥‥
俺、諦めませんから」


扉が閉じられた後にそんな事が呟かれているなんて


その時の俺は知るよしもなかった


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