類は友を呼ぶ
2
「え?あ〜、うんっ!
聞くまでもないし。定番中の定番!
ほらさ〜、好きな子を俺色に染めたいつーか、俺が好きな物は君も好きになれって感じ?」
「‥‥なるほど。これ、か‥」
ん?
これ?って何?
意味深な言葉を呟く
「所で、先輩は何を見てたんですか?」
ちょっと気にはなったが友の質問に、よくぞ、聞いてくれました!ごとくテンションまた急上昇
「そ〜〜、これっ!友、見てみろ!
ガンダム!やっぱ憧れだよな〜〜」
興奮再び、友の方に顔を向ければ
「‥‥ガンダム?ですか?」
ガンプラを凝視して感動もない、困惑もない、何の感情も表さず淡々と呟く
げっ、こいつまさか‥
「えっ、お前ガンダム知らない?」
「はい、初めて見ました
これは機械人間ですか?」
ノォーーーーー!!!
衝撃のブッちゃけに思わず友の肩を掴み、ガクガクと揺らしてしまうのは
アニメを愛するゆえだからこそ
「嘘だろ?なぁ、嘘だよな!嘘って言ってくれ〜〜!
機械人間って‥‥」
「鉄腕アトムみたいなものかと」
「ぬおぉぉ!アトムきたーー!
手塚先生に何とお詫びを言ってよいのか‥」
「‥‥」
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