類は友を呼ぶ
5
ゼーゼーと息が乱れる
「続き読んでもいいで‥」
「訳あるかーー!
お、お前、これはれっきとした言葉の暴力だってゆーのが分からんのか!
何が顔がニヤけるってんだ!この嘘っぱちめ〜〜
そのっ、どこのっ、顔がっ!言ってるつーのッ!
まぁーちょっとは、かっけーんだから愛想良くしてもバチは当たんね〜け・ど・も!
だからと言って、俺のヒットポイントどれだけ削れば気が済むんじゃい!」
「?あ〜‥最後がよく分かりませんが、先輩も書いて来てくれると言う事ですか?」
は?
ジーッと俺の目を反らす事なく見つめられる
何でそっちに話しを捉えたか分からないけど、このまま口に出されて読まれても嫌だ
クソ〜〜〜ッ、何で俺が!
「貸せ!」
友が手にしていたノートを引ったくる
「ありがとうございます
明日、楽しみにしていますね」
本当にそう思ってるかどうかも分からない顔だけど
少しだけ柔らかくなった友の雰囲気を俺のセンサーが反応
おぉ!案外、見慣れてくるもんなんだな
俺に新たな特技が加わったらしい
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