類は友を呼ぶ
4
「嘘だ、嘘だ、嘘だァァァァァァ!」
「先輩、少し落ち着きましょう」
「うるせェェェ!お前みたいに落ち着いてられるか〜〜〜」
「‥‥‥
やはり、こういうお付き合いは順序が大切ですね。俺は、それを軽んじるばかりか先走りました」
「え゙?お、お付き合い?!」
「はい。じっくり時間を掛けて親密な関係を築くはずが、俺は誘惑に負けてしまいました。
ですが、今からでも遅くはないと思います。なので、交換日記書いてきました」
「はぁぁああああ?」
「?お付き合いはまず交換日記からですよね、先輩」
何でそうゆー風にな考えになったか分からんけど、なんと用意が良い事で!
「つーか今時、小学生でもしないって!」
でも、ちょっとだけ興味がある
手渡されたノートにこの鉄仮面、友が何を書いてきたのか怖いもの見たさ
ペラッとめくれば
「ノォーーーーーー!!!
目痛い!文字いっぱい!脳みそ痛い!殺される!」
細かい字でミッチリビッチリ隙間なく書かれている
はじからはじまで!
呪いだ!暗黒ノート!!
「お、俺を殺す気か〜〜〜」
「いえ、そんなつもりでは。では、音読しましょう
先輩と日記を交換し合う事が出来、嬉しくこうして書きながらも顔がニヤけています
さて、先輩あなたを抱いた日から日数が経ちましたがお体は大丈夫でしょうか?
こうして目を閉じれば、
今もなお、あの時の情景が思い出す事が出来ます。
俺の首に腕を回し、何度も唇を重ねる先輩はとても綺麗で、そのうち差し入れきた舌は敏感で熱い吐息に欲情し‥」
「ダアアァァァ!ごめん!止めてくれェェェ!!」
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