類は友を呼ぶ
4
「どうかしましたか?」
「へ?あっ、いや〜〜」
君が気になって〜とは男に対してキモッ!
そんな事を言える訳もなく
「背!お前背でかいな!何食ったんだよ!ってゆーか俺とタメ?」
「あー‥背は勝手に伸びたので、何の食材が良かったのか分かりませんが、190ぐらいです
あと、今年入学したばかりですが‥」
「一年?!」
犯罪的な長身に年上と思ってた俺
それが2コも年下という事実を突き付けられ、顔が引き攣る
「はい」
はっきりと返事するメガネくんに
ジェラシーなんて、感じて無いもん!
ちょっと腹立ってなんか無いもん!
だって俺はこいつより年上だし
それに今俺はメガネくんと仲良くなっている場合じゃないんだ!
可愛い女の子が俺との運命の出会いを、今か今かと待ち浴びているんだ!
いろんな想いがグルグル回る
「へ〜〜〜、ほ〜〜〜‥‥
じゃっ、俺忙しいから!またな」
今すべき俺の使命
可愛い彼女をラブゲッチュー
メガネくんに別れを告げ、その場から去ろうとした俺に
「待って下さい」
後ろから聞こえた声と共に腕を掴まれた
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!