類は友を呼ぶ
3
おお!まったくだ!
こんなままで残念がっている場合じゃない!
いまだに上からのし掛かる体勢になっている為、
男は動けないでいる状態
「あっ、悪ィ。ごめんな〜」
一緒に立ち上がれば
うわっ、やっぱデカッ!
男の背のデカさにビビる
「怪我はありませんか?」
そう言いながら顔を覗き込むメガネくんは、心配のかけらも見えない無表情
だけど
うぉっ!なんつったーけ?
こーゆの?
いやぁ、悪いのは俺のほうなんだけど、逆に心配されて気まずいとゆーか‥‥
めちゃくちゃ気まずい!
「ぉ、おう!へっちゃら
俺、体すっごい丈夫だからよ!」
「それは良かったです」
淡々とした喋り方、ちょっとも変わらない表情
あれ?どっかで‥‥
話しをするたび、何か引っ掛かるよーな
そう思いジロジロと見返してしまう
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