類は友を呼ぶ
2
「どわっ!!」
「!」
本日、二度目の衝突事故
スピードを緩めず廊下を曲がった先には人
その人を巻き込みながら床に倒れてしまった
「いてててっ」
「あ〜‥大丈夫ですか?」
下から声が聞こえる
ぶつかる時に反射的に閉じた目を開けて見れば
デカっ!
チェッ、なんだ男かよ〜〜
メガネを掛けた、いたって真面目そうな奴がいた
は〜〜、ついてない
これが、女の子だったらサイコーだったのに!
がっかり‥‥
先程のような出会いがもしかしたらと期待した俺だったが、その願いは簡単に崩れさる
まぁ、そんなに恋のキューピッドは現れないか‥
少なからず落ち込む俺に
「良ければ、そろそろ立ちませんか?」
下から声をかけられた事で、我に帰った
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