類は友を呼ぶ
1
『え?あの、ごめんなさい!』
俺の告白にすごく慌てた女の子ではあったけど、3秒も掛からず見事なまでの、そして鮮やかな
フリっぷりだった
なんでダメだったんだろ?
もっと情熱的に
『セイラさん、俺達の愛のラビンスを見つけに行こうぜ!』
あ゙ァァァ、これだったかぁ〜〜
チョイス失敗!俺の馬鹿
初っ端から好きなモビルスーツのタイプは早過ぎたか
このやり切れない想いを叫べば、少しだけ軽くなった気がした
でも、やっぱ慰めて欲しい!
と、前を見ればウッちゃんとサッちゃん!!
心配で来てくれたんだ!
何だかんだ言って、友達想いなんだから〜
その優しさに、つい嬉しくて笑顔を向ければ
顔を引き攣らせ、逃げて行く
あれ?
「え?!ウッちゃ〜〜ん
サッちゃ〜〜〜ん!」
逃げる意味が分からず
あっ、そっかぁ
照れだ!
あはっ!照れてるよ
ういな奴らめ〜
表だって素直な行動をしてくれない親友達は、恥ずかしさのあまりその場に居られなくなったと見受けられる
「待ってよ〜〜〜〜〜」
そして、2人に追い付くべく俺も走り出した
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