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類は友を呼ぶ
3
「おい、おい、おいマジ言ってんの?
嘘だろーー、ウッちゃん!
わっかんねーかなぁ!
あのスラーッとした容姿に、凛とした佇まいとかさ〜

どこを見ても、セイラさんだろ!

付き合ったら、金髪にしてもらって、ガンダムについて語り合う!

ヤベッ!最高じゃん!
じゃっ、ちょっくら行ってくるわ!!」

勢いよく立ち上がった類は、先程の女を追い掛けて廊下を走って行く

あのポジティブ思考はどうやって構成されているのか謎だ

残された俺達はというと

仮にも親友と思われているポジションに今更ながら
ため息が出る



「見た目はゆー事ね〜〜ぐらいイケてんのにな」

「うん、あくまで見た目はね」

「口開けば、やれアニメだ、やれゲームだ、しまいに女、女ってうっせ〜〜煩悩肥大しまくりの勘違い馬鹿と来たもんだ」

「惜しい人だよね〜。
お馬鹿さんだから、今だに周りから『観賞用』のレッテル貼られてるの気付いてないんじゃないのー。

見る分には持って来い。ただ関わるな!オタクロードに引きずり込まれるぞ!そ〜んな暗黙のルールみたいなのが出来ちゃってんのに。

だから、彼女出来ないのにね〜〜
あっ、類ちゃん戻って来たよ」


右京の言う方に顔を向ければ、類が歩いて来るのが見えた


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