類は友を呼ぶ
6
「「二人の世界に入ってんじゃねー！この馬鹿共が！」」
「あだっ！」
「痛っ‥」
また邪魔された！それも繊細な俺の頭をボコボコ何度も叩きやがって！
も〜我慢なんねぇ
「こんちくしょー！バカバカって！馬鹿って言った方が馬鹿なんですー！」
「このガキが！」
「知能指数、幼稚園児レベルの類ちゃんに言われたくな〜い！」
「‥‥どんぐりの背くらべ、ですね」
「「「おいーーっ！一緒にすんな！」」」
みんなで食ってかかれば、珍しく驚いた顔した友
それが徐々にほころんで
「‥‥くっ！ハハハハッ！」
友が！あの鉄仮面の友が！
それも声上げて
「「「笑った！」」」
思えば、友と会ってから振り回されっぱなしだった
でも、いつの間にかすっごく好きになっていて
一緒にいてくれるのがめちゃくちゃ嬉しく感じていて
そして何よりも笑顔が
「可愛いーぞ！ばっきゃろ〜〜め、大好きだァァァ」
こうしてみんなで楽しく馬鹿やって、友と笑い合って
「先輩、ありがとうございます」
「ぐはッ！笑顔眩しすぎ！」
「「も〜勝手にやってろぉ」」
毎日、俺ちょ〜〜幸せだ！！
完
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