類は友を呼ぶ
5
「‥‥‥‥‥‥は、は、ハハハハハハハハハハハハハハハハ!
何を馬鹿な事を言い出すのかね〜、この双子くんはぁ
この、女の子大好き好き好き大魔神の俺が‥‥
男とする訳ないだろーが!!
ハハハハハハハハ!!」
この双子くんは俺を笑い死にしたいんだな
面白い‥
あまりにも面白過ぎて、こめかみピクピクしてきた
「左京ぉ、この乾いた笑いが泣いているよ〜に聞こえるのは俺だけ?」
「類、思い出せよ。もしかしたら違うかもしれないしな。
で?朝どうだったんだ?」
サッちゃんの問い掛けに一応、そんな事はない!と思いながらも、記憶をたぐり寄せる
「ん〜〜、そうだなぁ‥‥
起きた時ね〜〜
頭が痛くて、あと身体がハンパなかったな〜
それと喉はガラガラだし、まぁ風邪だなこれは!
あっ、あと隣の裸族は昨日の再現って言って、のし掛かってこようとするし!」
「「アウトーーーーー!!」」
ん?
二人を見ればめちゃくちゃ憐れむ顔で見てくる
俺、何かヘンな事言った?
「うわっ、まじヤラれちゃってるよ〜〜。なのに本人分かってないし
左京ぉ、俺こんな不憫な子見た事ない」
「うん、そうだな。でも右京、こんな奴でも精一杯生きているんだ!暖かい目で、遠くから望遠鏡で見る程度に応援してやろーぜ。
類、ファイトー」
うわっ、心篭ってなーーい!
それにめっちゃ人事!
「ムカつく〜〜〜〜
もー、お前らなんかに頼むかァァァァァァ!
俺は、男になんかヤラれてもないし、女の子が大好きなんだ、こんちきしょ〜〜〜
見とけ!彼女ゲッチュしてやるゥゥゥ!」
そう二人に言い切った俺は教室から飛び出し、行動に移したのだった
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