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鬼に金棒 5 そして、楽しい時間は過ぎて 「主任、ここのデザート美味いっすよ！」 「シメはラーメンだろーが、武藤」 かたやデザート 隣でラーメン 散々騒いで食ってと、この懇親会もそろそろ終わろうとしていた 思いの外、酔っ払いにならずにもっている主任にホッとする 量は呑んでいると思う でも、荒木主任が自分で言った通りヘタに酒を変えず、ビールだけにしてたせいか まだ、大丈夫そう マジ良かった 後は帰るだけし…… 「俺、ちょっとトイレ行ってきます」 安心と肩の荷が下りた感もあって、ちょっと席を外した ほんのちょっとの時間だったのに…… 「あっ！！ お母さーーんっ！早く早く！」 「佐和っ！何とかしてくれ主任がっ！」 トイレから戻った俺を迎えたのは、武藤と同僚の切羽詰まった顔 その顔に嫌な予感がして 「え……な、何かあったのか！」 部屋に入れば… 「酒足りね〜ぞ、酒…さ、け〜」 （げっ！！！） 「いや、シャーベットに日本酒かけて食べたら美味いっ！て、話ししたら… それ主任がして…」 「あっと言う間に目が据わって日本酒一気してよ、呑むは呑むは… そしたら、こんな状態になって全然起きねぇー」 手に酒瓶をもってテーブルにうつ伏す 荒木主任の姿だった ［*前へ］［次へ#］ [戻る]  |