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知者は惑わず勇者は懼れず
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「よし!藤代、制服を脱げ」

「何が『よし!』ですか!!
そんな事言われて、誰が脱ぎますか!!」



準備室に連れて来られた俺は早々に、脱衣を命じられました



「いいじゃん、いいじゃん!裸の一つや、エッチの一発!
男同士なんだしさぁ、恥もヘッタクレもそんなモンさらけ出して、ヤっちゃおうよ!」

「あんたは黙ってて下さい!」



意気揚々とペンを握りしめ、期待度満々な顔している志摩先輩が憎らしい


「な、なんで脱がないといけないんですか!」

「何でだと?実験するのに決まって‥‥‥
藤代、お前‥裸が恥ずかしいのか?」

「ッ!!!」



この人はッ!
何をシレっと言ってるんだ!?
恥ずかしいに決まってるだろ?
不本意ながら、極めて不本意なあんな事をしておいて‥‥
寝ても覚めても和泉先輩が頭から離れないのに!

ましてや、さっき抱き着かれて体が熱くって‥‥


(これ以上されると、俺ッ!)



「何を今更‥‥
お前の裸は嘗め回す程見たが‥‥ん?
違うか、実際嘗めた‥」

「なに真顔で言ってるんじゃァあああッ!
と、とにかく俺は‥嫌です!」



赤面どころの比じゃない!
また、あんな事されたらきっと‥



「あッ!激マブくん分かった!
ユウに裸見られると変な気分になっちゃうとか?」

「ツ、ッ!!!!」



人の心読むなよあんたはッ!!


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あきゅろす。
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