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知者は惑わず勇者は懼れず
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ヌチャ、ヌチャ‥‥

と、ぬるついた水分を含んだ音
増やされた指が中で曲げられると、嫌でもピクッと腰が踊る


(ヤバい‥‥)


痛いだけならまだ良かった
ナニが気持ちいいのは‥‥この際認める
でも‥


「く‥、んンッ‥ぁ和泉先輩‥」

「ん?どうした、藤代?」

「はぁ‥‥はッ、も、これ以上無理ですッ‥んくッぁ」



奥を掻き回す和泉先輩の指が、時折信じられないぐらい


(感じる‥‥)


って、マズいッ!
なに流されてるんだ俺!
そりゃ、男同士でもエッチが出来るとか聞いた事はあったけど‥


「ァッ、あ、あッ‥」


まさか自分がって!


「藤代‥‥どうなんだ?前立腺は気持ちがいいものか?
もっと指増やすといいのか?」



俺の右脚を肩にかけて、しっかりと腰を掴む先輩
その右手はいまだにお尻を弄り

なぜか笑顔‥‥


キラキラした目を見れば一目瞭然


(た、楽しんでるッ!!)


「藤代、お前の中は熱い。もう、3本も銜えてるぞ!
おッ!今、締め付けが強くなったな!奥が気持ちがいいのか?」


(テンション高ッ!!)



「いい訳ッ、ない‥‥です!
だから、〜〜ッ!指、止め‥ァアあッ!」



な、なんだ今!?
和泉先輩の指が掠めた所‥
腰がビクンッて勝手に跳ねた
と、ゆーか今の声‥お、俺!?



「今の反応‥‥」



あ‥‥
ま、マズいッ!!


「そうか、ここが前立腺だな」


和泉先輩の綺麗な口が三日月の様に形作る
まさに、嫌な予感は当たるもの

先輩の銀色のフレームメガネが妖しく光った


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