知者は惑わず勇者は懼れず
1
「あんた‥‥
何しくさってるんですかーーッ!?」
「うふふふ〜〜!
激マブくん、日本語ヘンッ!
日本人なら日本語ちゃんと話そ〜よ!」
あんたがッ!!
こんな事しなけりゃなッ!
和泉先輩の幼なじみと称するこの阿呆先輩、志摩先輩に
『放課後、部室に来てね』
呼び出しを受け行った所
早々に手錠をはめられました
それも右手首
そして利き腕です
「だってさぁー!ずっと欲しかった物が手に入ったら、使いたくなるよね!ねッ!
だったら、使おーよ!
手錠かけちゃおーよ!」
「なーにーがーッ!『手錠かけちゃおう』ですか!?
外して下さいィイイ!」
まだ、片手だけだから助かった
自由な左手でチェーンを引っ張ったりしていれば
「激マブくん、これ普通の手錠じゃないんだよ?
少しチェーン長いでしょ!それに、手首痛くないように、モコモコ付いていて‥‥なんとッ!」
「付いていて?」
意味深な感じだったからつい俺も
何かあるのか?
期待を込め聞けば
「可愛いでしょっ!
いやぁ〜〜、今度の作品は拘束プレイで行こうかなーって思ったらさぁ‥
俺、天才だから妄想で描けるっちゃー描けるんだけど、やっぱここは忠実かつリアリティを求めてって事で‥‥
買っちゃった!!」
(く、腐ってるーー!)
やっぱり聞くだけ無駄でした
[次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!